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硬い素材でも楽々とカットできる超音波カッター「CtrlAX」——ブレードが毎秒4万回振動

自動車製造や射出成形工場などで使用されている超音波切断技術を応用した小型超音波カッター「CtrlAX」がKickstarterに登場し、注目を集めている。

CtrlAXは、超音波エネルギーで材料の摩擦係数を下げ、毎秒4万回振動するブレードでプラスチックなどの硬い素材でも力を入れずにカットできる超音波カッターだ。以前fabcrossで紹介したポータブル超音波カッター「WONDERCUTTER」の後継モデルで、本体部にパワーボタン、ハンドル部にワーキングボタンを配置したシンプルな構成はWONDERCUTTERからそのまま継承されている。

CtrlAX

CtrlAXは、ABS、PLA、レジン、カーボンファイバー、アクリル、プラスチック、皮革、ゴムなどさまざまな素材に対応している。専用ブレードは素材に合わせて交換可能で、汎用性がある「CX-Basic」、CX-Basicよりブレード部分が長い「CX-Long」、プラスチックの切削に適したL字型ブレード「CX-Dig」、他のブレードより先端部分が細い「CX-Half」、のこぎり状のブレードで木材や石こうなどの切削加工に適した「CX-Saw」の5種類が用意されている。

CtrlAX

また、素材に合わせて出力モードを選択すると出力を調整できる。出力モードは3つあり、革や板紙、軟質樹脂など薄くて軟らかい素材向けのエコモード、汎用性の高いコンフォートモード、硬質樹脂やカーボンファイバーの切断加工に適したスポーツモードが選択可能だ。

CtrlAX

安全性を考慮して、通常はハンドル部のワーキングボタンを押した時だけブレードが振動するようになっているが、ワーキングボタンを押しながら本体部のパワーボタンを押すと、ワーキングボタンを押さずに継続して使用できるモードにすることができる。カッターを持つ手の角度を頻繁に変えるような細かい作業や長時間の作業に適したモードだ。

CtrlAX

CtrlAX本体部の寸法は202×83×90mmで、重量は810g。ハンドル部は25mm径で長さは113mm、重量は65gだ。カラーはホワイトとグレーの2色を用意している。

CtrlAXの特別早期割引価格は409ドル(約5万7000円)。日本への送料は無料で、出荷は2023年3月を予定している。

CtrlAXは2022年12月17日までクラウドファンディング中だ。目標額1万5000ドル(約210万円)に対し、2022年11月28日時点で目標額の20倍を超える31万ドル(約4300万円)を集めている。

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