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10インチ8KモノクロLCD搭載——Anycubic、DLP方式3Dプリンター「Photon M3 Premium」発表

中国のAnycubicは、10インチの8KモノクロLCDスクリーンを搭載したDLP方式3Dプリンター「Photon M3 Premium」を発表した。シリーズ最高の高解像度(7680×4320ピクセル)プリントで、複雑な形状の3Dデータでも細部まで高精細に再現する。

独自の光源技術「LighTurbo 2.0」には、COB光源と凹面鏡、光源スマート冷却システムを取り入れている。90%以上の光均一性、発散角3度以下のコリメート光、1.26%に低減した迷光レベルが特徴で、安定した高品質造形を可能にする。

ボールねじ構造のZ軸は2本のリニアガイドレール上を移動し、スムーズで素早い動作が可能。5μmの高精度な制御が可能で、レイヤーの境界線を目立たなくする。最大造形サイズは250×220×120mmで、最高造形速度は95mm/h、XY軸精度は28.5μmとなっている。

デュアル空気清浄機を搭載し、シンメトリックデザインにより空気の排出口を1.5倍拡げることで洗浄能力を高めている。レジンVATは容量を増やしており、レジンを追加しなくても大きなサイズのモデルの造形が可能。また、FEPフィルムの採用により、レジンの粘度を低減することでプリントの成功率を向上している。クラウドアプリを提供し、2万以上のSTLファイルから3Dプリンターへダウンロードし、離れた場所からでも操作ができる。

Photon M3 Premiumは2022年11月1日からアメリカとヨーロッパ市場で販売を開始しており、AmazonやeBayなどにて特別価格619ドル(約8万3000円)、699ユーロ(約9万9000円)で提供している。

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