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Arduino、「PLC IDE 1.0」をリリース——スケッチとPLCプログラミングの混在も可能

Arduinoが、国際規格「IEC 61131-3」で定義された5つのプログラミング言語に対応する「Arduino PLC IDE 1.0」を発表した。産業用制御装置「Portenta Machine Control」のプログラミングを実行できる開発環境だ。

Arduino PLC IDE 1.0

Arduino PLC IDEは、ラダーダイアグラム(LD言語)、ファンクションブロックダイアグラム(FBD言語)、ストラクチャードテキスト(ST言語)、シーケンシャルファンクションチャート(SFC言語)、インストラクションリスト(IL言語)をサポートしている。

統合スケッチエディター内でPLCプログラミングとArduinoスケッチを混在させることができるため、2つの異なる環境間で変数をシームレスに共有できる。プリインストールされたライブラリーも活用して、CANopen、Modbus RTU、Modbus TCP通信をフィールドバスコンフィギュレーターで管理できる。

Arduino PLC IDE 1.0

自動化を活用して、ミッションクリティカルなタスクのタイミングと繰り返しを定義可能だ。また、統一プログラミング環境により、プリインストールされたライブラリーやファンクションブロックのセットを使用したり、カスタムライブラリーを作成したりできる。

ライブデバッグモードでは、デバッグ中に全てのPLCオペレーションを確認でき、PLC IDEオシロスコープでコード解析を実行できる。機器をリブートせずにプログラムを更新することも可能だ。

Arduino PLC IDE 1.0

Arduino PLC IDEは、Arduino公式サイト内の専用ページから無料でダウンロード可能だ。Arduinoは、近い将来、「Arduino Opta」も利用できるようになると予告している。

プログラミングを実行するには、ライフタイムライセンスキーを購入の上、ハードウェアのロックを解除する必要がある。ライセンスキーはArduino公式ストアで販売しており、価格は17.6ドル(約2400円)だ。

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