ハンドトーチ型ファイバーレーザー溶接機「SLW1500」発売
2023/01/11 10:55
smartDIYsは、ハンドトーチ型ファイバーレーザー溶接機「SLW1500」を2023年1月11日に発売した。
同社によれば、ファイバーレーザー溶接は、従来のアーク溶接やTIG溶接に比べ、集光された光で熱を発生させるため、扱いやすく高品質な溶接が可能だ。集光点は小さい点のため熱が影響する範囲が狭く、溶接時の焼け/歪みを抑制でき、母材も熱くなりにくい。厚さ0.5~3mmの鉄/ステンレス/アルミ/銅の加工が可能で、溶接入熱が小さいため薄板の溶接に適している。また、異材溶接にも対応している。
素材への熱ダメージが少ないため、初心者でも手軽に溶接可能だ。ワイヤーを供給するフィラー装置も標準搭載しており、ワイヤー径は0.8/0.9/1.0/1.2/1.6mmから選択でき、肉盛溶接(隅肉溶接)にも対応する。
また、レーザー照射点をレーザーポインターで表示する機能や、母材に多少の隙間(0~5mm)が空いていても溶接できるスイング機能、溶接時の出力設定/パラメーター保存など様々な機能を搭載している。
レーザー定格出力は1500W、レーザー波長は1080nm。本体サイズは585×940×1010mm(フィーダー有)、重量は125kgで、本体価格は198万円(税込)だ。本体以外に、単相200V40Aの電源、アシストガス一式、溶接ワイヤーや保護具などが必要になる。
※記事初出時、文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。