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着ぐるみで変身するコミュニケーションロボット「くるみちゃん」が発売

「くるみちゃん」の着ぐるみ着用例

国産ロボットメーカーのヴイストンが、外装に布製着ぐるみ素材を採用した卓上サイズのコミュニケーションロボット「くるみちゃん」を発売した。

ヴイストンによると、従来のコミュニケーションロボットは、樹脂や金属などの外装のものが多い。このため、彩色や衣服などによってある程度は見た目を変えることはできるが、外観を大きく変更することは難しかった。

今回発売したくるみちゃんは、外装に着ぐるみ素材を使用することで、さまざまな目的に応じて、外観を容易に変更することができるのが特徴だ。複数台の役割が異なるコミュニケーションロボットを、外観の違いで性格付けを明確に分けながら運用するなどの応用もできる。

同ロボットは、研究開発目的の製品で、ヒューマンインタラクションの研究や実証実験機体などとしての使用を想定している。開発環境にはフローチャートをベースにしたGUI画面で開発できる「Vstone Magic」が付属。Javaの統合開発環境「Eclipse」でのプログラミングにも対応する。

前方指向性マイク「インテリジェントマイク」やスピーカーを搭載しており、音声認識および合成機能の組み込みが可能。同機能は自社開発の他、同社が販売する「Sotaクラウド」を適用することもできる。

「くるみちゃん」の内部フレーム 「くるみちゃん」の内部フレーム
内部フレームの寸法図 内部フレームの寸法図

くるみちゃんの本体サイズは160×158.6×229mmで重量が555g(着ぐるみ非装着時の内部フレーム)。本体素材はアルミニウムおよびABS。頭部に1軸、腕部左右に各1軸、および胴体1軸の合計4つの可動軸を持つ。

CPUは「Raspberry Pi 4 Model B 4GB」、マイクやスピーカーの他に広角カメラやLEDなどの入出力を搭載。インターフェースには、Wi-Fi、有線LAN、HDMI、USB(3つ)、電源コネクター、音声入力(モノラル)を備える。

くるみちゃんは、ヴイストンのオンラインショップで販売しており、価格はオープンだ。

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