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台湾の地下鉄駅構内で野菜のスマート水耕栽培をスタート

台湾の台北市および周辺地域で地下鉄を運営している台北大衆捷運(Taipei Rapid Transit Corporation:TRTC)は、Unicuisine Global Foods Corporationと協力して、台北MRTの南京復興駅構内で野菜の水耕栽培を始め、スマート農業のショーケースエリア「Metro Fresh」を設置した。

2021年9月30日に公開されたショーケースエリアでは、天候や地理的条件による制約を打破し、野菜の栽培に理想的な環境をつくるための技術活用を披露している。

台北MRTの松山新店線と文湖線を結ぶ地下1階連絡通路の空きスペースを活用して「Smart Agriculture Demonstration Zone」を設け、LEDライトを使って野菜を無農薬で水耕栽培している。Smart Agriculture Demonstration Zoneの生育環境はリアルタイムでモニタリングされており、温度や湿度を野菜栽培に最適な状態に保っている。

最新の通信技術と自動化技術を駆使し、栽培設備はハイテク企業のクリーンルームのようだ。約10坪の区画で毎年約1500kgの農産物を収穫でき、駅ビル3階の売店では新鮮な野菜やサラダを、通勤や通学で駅を利用する人たちに販売する。

fabcross for エンジニアより転載)

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