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ラズパイで動くレトロな超小型デスクトップPCを自作

Raspberry Pi公式ブログが、アメリカのクリエイターCarter Hurd氏がRaspberry Piを使って製作した超小型PCを紹介している。同氏は他にも、ウッドとレザー製のPCやコンクリート製コンピューター、メカニカルキーボード一体型PCなどの製作過程をYouTubeにアップしている。

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Carter Hurd氏は、ピクセルアート表示とゲームができるLCD付Bluetoothスピーカー「Retro Pixel Art Game Bluetooth Speaker」を改造し、超小型PCにすることを思いついた。内部の構成部品をすべて取り出し、ケースのみ再利用している。

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まず、オリジナルの操作スイッチは取り外し、Solder Partyのトラックパッド付QWERTYキーボード「BB Q20 Keyboard」の基板を加工して組み付けた。同キーボードはRP2040を搭載した優れもので、USB接続できるので難しくはないが、キーボード形状に合ったベゼルを付けるのは苦労したようだ。

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次に、オリジナルの16×16のLEDマトリクスディスプレイは、XYGStudyの4インチスクエアタッチスクリーンLCDで置き換えた。オリジナルのようなレトロ感を出すため、熱成形プラスチックで曲面カバーを作り、ディスプレイの角をカットして装着。さらに、ディスプレイのハウジングや、キーボードとディスプレイの間を開け、角度を調整するヒンジを3Dプリンターで作製して取り付けた。

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最後に、ベースにRaspberry Piを収納しようとしたがスペースが狭く、GPIOヘッダーを外してL型のロープロファイルのものに交換したが、基板を損傷したようでRaspbery Piを再注文。結局GPIOヘッダーの交換は諦めて、ベースカバーに穴を開けて逃している。Carter Hurd氏は、「超小型PCの使い道は分からないが、Raspberry Piの可能性は示せたのでは」と話している。

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