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3Dスキャナーのスキャン工程を大幅短縮できる「IREAL 3Dマッピングソフトウェア」を販売

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ソフトウェア 新製品 3Dスキャナ

APPLE TREEは、SCANTECH製の「IREAL 3D マッピングソフト」の販売を開始した。

IREAL 3D マッピングソフトはSCANTECHが3Dスキャナー用に開発した3Dテクスチャーマッピングソフトウェアだ。スマホ、一眼レフカメラで撮影したマルチアングル写真をモノクロのスキャンデータにマッピングすることで、オブジェクトの色やテクスチャーを表現できる。

AIによる被写体の自動抽出機能も搭載されており、写真の主要部分を自動的に抽出できる点も特徴だ。

スキャンデータに誤ったテクスチャー(白班、ピンボケ、非オブジェクト)が含まれている場合、自動で識別および削除する。削除された部分のテクスチャーは複数のマルチアングル写真と関連付けられ、より高画質なテクスチャーが自動で選択されるため、3Dモデル内のマルチアングル画像のテクスチャーを融合可能だ。

テクスチャーのリファインが必要な場合は、シームライン編集、単一フォトマッピング置き換え、カラーレベリング、Photoshop修正などの機能により、ソフトウェア上で全てのプロセスを完了できる。

データ形式は720°デジタル3Dデータで、出力形式はobj、ply、fbx、stl、off。テクスチャー解像度は16384×16384px、8192×8192px、4096×4096pxから選択できる。IREAL 3D マッピングソフトの無料版はテクスチャー解像度4Kのみに対応し、有料版は8Kと16Kに対応している。

IREAL 3D マッピングソフトによりスキャン工程の95%以上が自動化され、特別なトレーニングなしで利用できるという。従来1アイテム当たりのテクスチャー加工時間は2~5時間かかっていたが、約30分に短縮できるとしている。

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