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3Dプリンター用ガラスクロス強化エポキシ製ビルドプレート「Garolite Build Plate」

3Dプリンター用ビルドプレート「Garolite Build Plate」が、Kickstarterでのキャンペーン開始後12時間足らずで目標額を達成し、注目を集めている。

Garolite Build Plateはガラスクロス強化エポキシ(G11)製のビルドプレートで、ニーズの異なるさまざまな3Dプリンター向けビルドプレートとして開発されている。造形後にビルドプレートが冷めると造形物をすぐに取り外しできる。

ガロライト(G10/FR4)やG11は非常に特殊で、ガロライト製のビルドプレートは入手しにくいため、クリエイターは自分でビルドプレートを作製することを思いついたという。Garolite Build Plateは、Bambu Labの3Dプリンター「Bambu Lab X1」や「Bambu Lab P1P」などで使うことを念頭に置いて設計されている。

作製にあたりプレートのサイズが合わないことが課題となったが、レーザーカッターで裁断することで対応している。また、プレートは金属製ではないため、マグネットベッドにくっつきにくいという問題があったが、磁性材料として広く使用されるフェライト製のシートを追加することで対応している。

Garolite Build Plate

現在はテストを繰り返し、品質の改善を図っている段階だ。今回のキャンペーンでは確実に納品できるよう生産量を制限し、数量限定で3Dプリンター「Prusa MK3S」などで使用できるようにカスタムメイドしたプレートも提供する。

Garolite Build Plateのキャンペーン価格は、Prusa MK3S用カスタムメイドビルドプレートが45ユーロ(約6400円)、Bambu Lab用が50ユーロ(約7100円)だ。日本への送料は10ユーロ(約1400円)。出荷予定はPrusa MK3S用が2023年4月、Bambu Lab用が2023年6月となっている。

Garolite Build Plateは2023年2月14日までクラウドファンディング中だ。目標額400ユーロ(約5万7000円)に対し、2023年2月1日時点で目標額を上回る約5000ユーロ(約72万円)を集めている。

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