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ラズパイでフライトトラッカーを作ってみよう——Flightrader24を利用して航空機を追跡

Raspberry Pi公式ブログが、世界中を飛んでいる航空機に関する情報をリアルタイムで提供する「Flightradar24」を利用して、Raspberry Piを使った飛行機の追跡装置(フライトトラッカー)を自作するためのチュートリアルを紹介した。

これまで、世界各国の航空機のフライト内容を追跡することは専門的な機器やソフトウェアが必要だったが、Flightradar24の登場によりそのハードルは大きく下がった。Flightradar24は放送型自動従属監視(ADS-B)受信機のネットワークで、航空機に取り付けられたトランスポンダーから送信される位置情報や気圧高度などを参照できる。地上の航空管制や航空機の衝突回避システムで利用されている航空機の位置情報を、誰でも無料で利用できる。

チュートリアルでは、Flightrader24が公開しているRaspberry Pi用OS「Pi24」をインストールする手順に加え、SDカードへのイメージマウントやWi-Fi認証など、詳細な手順を紹介している。セットアップ時に必要となる、緯度と経度の座標や海抜高度を取得できるWebサイトも紹介されている。

Raspberry Pi OS Pi24 for flight tracker

ハードウェア構成は、Raspberry Pi Model 3以降、Micro USBケーブル電源アダプター、Micro SDカード、USB ADS-B受信機だ。チュートリアルではRaspberry Pi 3 Model A+を使用している。

Raspberry Pi 3 Model A+を使用する場合はMicro USBケーブル電源アダプターが必要だが、Raspberry Pi 4を使用する場合はUSB-Cケーブル電源アダプターが必要となる。どちらのモデルを使用する場合も長時間電源を入れたままにすることが多いため、公式のUSB-Cケーブル一体型電源アダプターやMicro USBケーブル一体型電源アダプターなどを使い安定した電力供給をする必要がある。

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