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デュアルエクストルーダーに対応——大型3DプリンターのModix、ラインアップを「Generation 4」にアップデート

BIG-60

イスラエルの大型3DプリンターメーカーModixは、同社のFFF方式大型3Dプリンターを「Generation 4」へとアップデートした。新たなラインアップは「BIG-60」「BIG-120X」「BIG-120Z」「BIG-180X」「BIG-METER」となり、V3からのアップグレードにも対応する。

photo BIG-120X

各モデルの造形サイズは、BIG-60が600×600×660mm、BIG-120Xが1200×600×640mm、BIG-120Zが600×600×1200mm、BIG-180Xが1800×600×600mm、BIG-METERが1010×1010×1010mmとなっている。

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Generation 4では、フィラメントチェンジャーやマルチマテリアルに対応する独立型デュアルエクストルーダー「IDEX」のオプション設定、造形スピードの高速化(最高250mm/s)、ポストプロセスの削減などを実施している。

photo BIG-180X

本体は丈夫な40×40Tスロットアルミニウムフレーム、粉体塗装したレーザーカットアルミニウムブラケットとジョイント、3mm厚のブラックアルミニウム複合パネル(ACP)のエンクロージャーで構成する。エンクロージャーはBIG-60とBIG-120X、BIG-120Zはオプションで、BIG-180XとBIG-METERは標準装備となっている。

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新たなプリントヘッドには、Bondtechのカスタムエクストルーダーと、Modixの新デザインによるホットエンドで構成される「Griffin」を採用。ダブルギアシステムと優れた熱伝達のヒートブロックが、フィラメントのフロー率を向上する。

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コントローラーには、32ビットプロセッサー、外部アンテナ付きWi-Fiモジュール、ステッピングモータードライバー「TMC2660」を実装した高信頼性の「Duet 2 WiFi」を採用する。拡張ボード「Duex」を搭載し、ベッドの傾きと水平、ガントリーアライメント、Z軸オフセットの自動キャリブレーションが可能だ。

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インターフェースは、コントローラー統合型7インチ「Duet3D」タッチスクリーンと、ワークステーションからのリモートコントロールが可能なウェブインターフェースに対応する。

基本構成での標準価格はBIG-60が4900ドル(約63万円)、BIG-120Xが7500ドル(約96万5000円)、BIG-120Zが7500ドル、BIG-180Xが1万5500ドル(約199万円)、BIG-METERが1万3500ドル(約173万6000円)となっており、組み立てキットを発送する。組み立て手順を解説する動画や、回転やズームが可能なオンライン3Dモデルを提供する。

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