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向かい合ってレトロゲームをプレイできるRaspberry Pi 400搭載卓上ゲームコンソール

ゲームセンターの対戦型格闘ゲーム機のように、2人で向かい合ってレトロゲームをプレイできる卓上ガジェットを、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

このガジェットはモニターを2台搭載しており、対戦中に相手と視線を合わせることもできるため、画面から目線を上げて相手に向かってアピールすることも可能だ。

筐体には、均等にカットしたラジアータパイン合板を貼り合わせて自作した柾目調パネルを使用しており、モニター2台とキーボード一体型の「Raspberry Pi 400」を収納している。製作者がYouTubeで公開している動画では、合板のカットや研磨、仕上げ工程が収録されている。

Dual Screen Games Console powered by Raspberry Pi 400 Block After Block/YouTube

モニターをはめ込む穴を切り抜く工程が難しく、この工程にはCNCマシン「X-Carve」を使用したとのこと。また、仕上げには水性ポリウレタンを3回塗装している。

ハードウェア部分は筐体とモニターに加えて、8BitDo「Pro 2」コントローラーとHDMI分配器を使用。各種ゲーム機や旧式のPCなどをエミュレートできるマルチプラットフォームエミュレーターの「RetroPie」をmicroSDカードにイメージ書き込みして、Raspberry Pi 400でレトロゲームをプレイできるようにしている。

Dual Screen Games Console powered by Raspberry Pi 400

2台のモニターに同一のゲーム画面を表示する方法について、当初はプログラミングによる実装も考えたが、HDMI分配器を使いケーブル接続してモニター2台にゲーム画面を同時出力したほうが安価で手軽に実現できるため、HDMI分配器を使用することにしたとのことだ。

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