Conta規格は、breakout基板の外形やコネクター、信号配列などに一定の規約も設けることで基板間の相互接続性を確保するための規格だ。3種ともにベースの基板は共通で、基板外形は2×2cmでピンヘッダー搭載済みだ。同社のRP2040マイコンボード「Picossci Conta Base Board」など、Conta規格をサポートするマイコンで利用できる。

今回発売したのは、「Conta 環境センサ BME280搭載」、「Conta 環境+ガスセンサ BME680搭載」、「Conta 環境+ガスセンサ BME688搭載」の3種類。BME280は、温度、湿度、気圧の測定が可能な環境センサー。BME680は、上記に加えて揮発性有機化合物（VOC）などの広範囲のガスを測定できる空気質センサーだ。BME688は、BME680の測定機能に加えてAIを活用したガスの検出が可能だ。各ガスの選択性、検出レベルや頻度などがアプリケーションに応じて個別に設定できる。

電源電圧は1.71～3.6V（Conta規格は標準3.3 V）。コネクター1のI²C通信にのみ対応し、コネクター2のSPIは基板として非対応。I²Cアドレスは、デフォルトが0x77、パターンカットで0x76に設定できる。

価格はBME280搭載が1870円、BME680搭載が3080円、BME688搭載が3300円（いずれも税込）で、同社オンラインショップで販売中だ。