同製品は最高加速度2万mm／秒²、最高速度500mm／秒の超高速造形が可能なFFF（熱溶融積層）式3Dプリンターだ。高速造形により、生産現場の改善ツールや治具の製作など、短時間で設計／製造の繰り返しが可能で、一般的な開発よりも速く設計検証を進められる。設計した日の内に治具を作成することも可能だ。

同製品は金属製のボディと、3Dプリント製軽量ツールヘッドによって構成されている。ツールヘッドはG-ZERO自身で製造されており、コスト面で断念されていた中量生産や、大きな造形物の製造にも対応できる。自動ベッドレベリング機能や制振技術も搭載されており、さらにWEB UIによる遠隔操作も可能だ。

本体サイズは440×415×470mm、重量は26kg。造形エリアサイズは250×210×200mmで、ノズル径は0.4mmだ。PLA／ABS／PC／ASA／PA／TPUなどの樹脂に対応しており、WEB UIにはMainsailを採用、スライサーはPrusaSlicer／Curaなどが使用可能だ。価格は100万円（税別）からで、グーテンベルクのWebサイトから見積もりを依頼できる。