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ハードウェア・スタートアップ限定ピッチコンテストで、生理用品配布サービスのオモテテが優勝

モノづくり起業推進協議会は、ピッチコンテスト「Monozukuri Hardware Cup 2023」を2023年3月3日に京都リサーチパークで開催した。

日本国内のスタートアップ7社が出場し、英語によるプレゼンテーションと審査員からの質疑応答で審査を実施。選考の結果、オモテテ(東京)が優勝した。

オモテテが開発するサービス「unfre. (アンフリ)」は、生理用品を提供するディスペンサーと、利用可能な施設を検索できるスマートフォン向けアプリから構成される。コンテストでは、サブスクリプション(定期購入)に申し込むことにより提携する商業施設や公共施設のトイレの個室で生理用品を取得できるビジネスモデルをプレゼンテーションした。現在は、複数の企業オフィスやコワーキングオフィス内のトイレでの実証実験を進めているという。早ければ2023年度中のサービス開始を目指している。

オモテテの髙堰うらら氏

また準優勝は、温度変化を用いて身体に引っかいた錯覚を与え、かゆみを緩和するデバイスを開発する大阪ヒートクールと、産業用小型ドローンを活用したインフラ設備検査システムを手掛けるLiberawareの2社が受賞した。

Monozukuri Hardware Cupは国内ハードウェア・スタートアップのグローバル展開を支援する目的で、2017年から関西で開催しているコンテストだ。ハードウェアについては構想から試作段階でも可としており、創業から間もないスタートアップにも門戸が開かれている。7回目となる2023年度はオンライン配信と会場開催のハイブリッドで実施した。

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