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ラズパイでブレードサーバーを——Raspberry Pi CM4搭載ブレード「Compute Blade」

Raspberry Pi Compute Module 4を使ったサーバーブレード「Compute Blade」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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Compute Bladeは、Raspberry Pi Compute Module 4や互換デバイス用のPoE対応キャリアボードで、豊富な機能とインターフェースを搭載。ホームユースから企業のデータセンター向けまで、高密度で省電力、プラグアンドプレイ仕様のブレードサーバーを提供する。

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ボードには、NVMeストレージ、PoE対応1ギガビットEthernet、Micro HDMIポート、Micro SDカードポート、USB Type-A/Cポート、ファンユニットポート、デジタルRGB LEDなどを搭載する。

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NVMe SSDはM.2規格のType 2230、2242、2260、2280、22110をサポートし、PoEはIEEE 802.3at(PoE+)最大30W(通常動作は2~8W)で、Raspberry Pi CM4へのPoE5.1V給電がオーバークロック時の安定性を高めるとしている。例えば標準的な19インチサーバーラック2Uサイズの筐体であれば最大20台を設置でき、ARMコア160個、RAM320GB、NVMe20TBのクラスターサーバーも実現できる。

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ベーシックタイプのCompute Bladeは、今なら数量限定早割価格60ユーロ(約8600円)で入手できる。ブレードラッチが付属するほか、各種モジュールやエンクロージャー(筐体)などをオプションで提供する。2023年7月の出荷を予定しており、日本への送料は出荷前に決定する。

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Compute Bladeは、2023年4月11日までクラウドファンディングを実施中。3月15日の時点で、48万6000ユーロ(約7000万円)の目標額を上回る約79万ユーロ(約1億1400万円)を集めている。

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