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音楽初心者向け電子楽器「InstaChord」のエントリーモデル、aiwaブランドで新発売

電子機器の製造/受託開発を手掛けるJENESISは、電子楽器「aiwa play RX01」を2023年3月15日に発売した。aiwa play RX01は「InstaChord」の機能を絞り込んで価格を下げたモデルで、JENESISが展開する電子機器ブランド「aiwa」を通じて販売する。

「InstaChord」は、ミュージシャンの永田雄一氏が考案した、楽器が弾けなくても演奏を楽しめる電子楽器だ。ギターのコード(和音)が押さえられない人でも、コード演奏ができることをコンセプトに開発。ディスプレイに表示されたコード一覧に合わせてボタンを押しつつ、ギター弦を模したパッドを弾くとコードが演奏できる仕組みだ。

2020年5月にクラウドファンディングを開始して、約7900万円の資金調達に成功、製品化にこぎつけた。その後の量産を、スタートアップからの製造を請け負うJENESISに委託したことから、両者の関係がスタート。2022年8月にJENESISがaiwaブランドによる新製品を発表した際には、今後の予定としてInstaChordのaiwa版をリリースすることを明らかにしていた。

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aiwa play RX01はInstaChordのエントリーモデルという位置づけで、MIDIやBluetooth通信が省かれているほか、音色が128種類から20種類に絞り込まれ、メニュー項目など一部の機能が簡略化されている。価格はInstaChordの4万2900円に対して、aiwa play RX01は3万7800円(税別)となっている。

販売はaiwaデジタルの直販サイトのみで、量販店での販売は現時点では未定とのことだ。

photo 本体ディスプレイには各ボタンのコードが表示されている。ギターでは押さえるのが難しい複雑なコードも、ボタンを押すだけで演奏可能だ。

2022年のaiwaデジタルブランドの記者発表会では、InstaChordの累計出荷数は5000台以上に達したと明かされていた。JENESISはスタートアップとの受託開発の実績を生かし、スタートアップとのオープンイノベーションの場としてaiwaブランドを活用したい考えだ。

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