本書は、2次元設計と3次元設計を1つのプラットフォームで扱うことができるBricsCADを、これから始める人を対象とした入門書だ。

画面構成の説明から始まり、2D図面を作成するための解説は、コマンドの基礎を学ぶ「基礎練習」、実務に即した「機械部品図面・建築平面図の作成」という構成になっている。

3Dモデリングの基礎的な内容については、機械部品のモデリングや建築で普及が確実となっているBIMについて、無料で使えるBricsCAD Shapeを利用した形で解説しているため、BIMモデリングの入門書としても活用できる。

使用しているバージョンはBricsCAD V23だが、過去バージョンからある基本機能を中心に解説しているので、バージョンに関わらず学べる。実習に使用するテンプレートファイルなどのデータは、ウェブサイトからダウンロードできる。作図環境を設定してあるので、初心者でも使用できるという。

著者はBricsCAD 研究会／Bricsys Japan。B5判240ページフルカラーで、価格は2860円（税込）だ。

また、購入者特典として本書をテキストとして使用する無料セミナー「はじめのCAD BricsCAD」が2023年4月27日に開催される。「BricsCADとは？」からはじめ、「書籍内容のポイント解説」なども講習内容に含まれる。詳細は関連情報参照。要申し込み。