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Hailo、新しいスマートカメラ向けAIチップを発表——従来の5倍以上の性能を同等の価格帯で

Hailo/Youtube

イスラエルのAI(人工知能)チップメーカーHailoが、スマートカメラ向けAIビジョンプロセッサのシリーズ「Hailo-15」を製品発表した。

Hailo-15は、スマートシティ、スマート工場、スマートビルディング、スマート小売店舗などに設置されたスマートカメラに直接組み込んで、エッジ機器で高度な動画処理と動画解析を可能にするものだ。

Hailo-15シリーズには、Hailo-15H、Hailo-15M、Hailo-15Lの3種類があり、スマートカメラメーカーやAIアプリケーションプロバイダーのさまざまなニーズに対応する。Hailo-15H は20 TOPS(Tera Operations per Second)、Hailo-15M は11 TOPS、Hailo-15L は7 TOPS。現在市販されているものの5倍以上の性能を、同等の価格帯で可能にするという。

例えばHailo-15Hは、高解像度入力(1280×1280)の最先端オブジェクト検出モデル「YoloV5M6」をリアルタイムセンサー速度で実行したり、業界の分類モデルベンチマークである「ResNet-50」を700FPSという高速で実行したりすることが可能だ。

また、Hailo-15の追加されたAI性能は、照明が十分でない環境での動画の画質向上、動画の安定化、高ダイナミックレンジ性能にも活用できる。

Hailo-15を搭載したカメラは、クラウド解析負荷を軽減してビデオ帯域幅と処理を節約することで、大規模なカメラ配備の際の総所有コストを削減。同時に、エッジでのデータ匿名化により全体的なプライバシーを改善する。

さらに、Hailo-15シリーズは、消費電力を非常に低くするよう設計されており、あらゆるタイプのIPカメラに適し、ファンレスエッジデバイスの設計が可能になる。

fabcross for エンジニアより転載)

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