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教育用デスクトップロボットのElephant Robotics、2023年モデルを発表

中国のテクノロジー企業であるElephant Roboticsが、同社のロボット学習キット「AI Robot Kit 2023」について、2023年2月3日のブログで発表した。

近年、ロボット工学や人工知能(AI)の学習環境の充実が望まれるなか、同社は学習ツールとして、2021年にAI Kitを発売した。最新のAI Robot Kit 2023では、主要なアルゴリズム、ハードウェア、ソフトウェアがアップグレードされた。

AI Robot Kit 2023は、5種類の主要なアルゴリズムを内蔵する。Eye-to-Handモードによる動作と、コンピュータビジョン向けのライブラリ「OpenCV」による物体の色認識により、ロボットアームの空間座標を把握する。また、リアルタイム物体検出アルゴリズム「You Only Look Once(YOLO)」はv5が搭載された。

ハードウェアの面では、ロボットアームが物体を分類するパーツボックスの追加、物体認識用カメラの高精度化のほか、アーム先端の吸引ポンプに改良が加えられた。これにより、異なるロボットアームと連携する際に、適応性と安定性が向上した。

なかでも、小型デスクトップロボットアーム「ultraArm340」は、高性能ステッピングモーターを搭載したことで、繰り返し位置決め精度±0.1mmの安定性を持つ。この性能により、精密な描画やレーザー彫刻などの動作が可能になる。

ソフトウェアの面では、可視化インターフェースを使ってアルゴリズムを切り替える機能などを持ち、プログラミング経験のない初心者でも使用できる。

同社は、AI Kit 2023のプログラミングに関するチュートリアルをYouTubeやHacksterで継続的に公開していく予定だ。

fabcross for エンジニアより転載)

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