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Raspberry Pi財団、授業でAIと機械学習を学ぶプログラム「Experience AI」の無料提供を開始

Raspberry Pi財団と米Alphabet子会社のDeepMindは、人工知能(AI)と機械学習をテーマにした学習プログラム「Experience AI」を共同開発し、無料での提供を開始した。

11~14歳向けに開発された同プログラムは、AIと機械学習に関する最先端のリソースを提供し、日進月歩で変化するAI分野で教師をサポートして、生徒たちがこのテーマに熱中できるようにすることを目的としている。

Experience AI

AIと機械学習の活用は、既に検索エンジンやSNSでのおすすめ機能、自動運転車や顔認識ソフトウェア、チャットボット、画像生成など、生活のさまざまな側面に変化をもたらしつつあり、こうしたテクノロジーは日常生活の中でますます一般的になってきている。

2020年の世界経済フォーラムで発表された「仕事の未来レポート2020」によると、労働力の自動化が急速に進み2025年までに8500万人分の仕事がなくなる一方で、ロボット革命が9700万人分の新たな仕事を創出すると予測されている。こうした将来の仕事の多くは、AIや機械学習に関する知識を必要とするため、若い世代は早い時期からAIや機械学習に対する理解を深めることが重要だ。

Experience AI

プログラムは6つのレッスンで構成されており、AIの現在の状況や、AIシステムにおけるデータドリブンモデルの役割、機械学習モデルの作成手法、決定木、AIプロジェクトのライフサイクルなどについて学習する。教師向けに、授業で使えるワークシートや動画、授業計画なども用意されている。

また、音楽をテーマにしたチャレンジ企画「Experience AI Challenge」を2023年9月に開始予定だ。この企画では、音楽ストリーミングプラットフォームのデータセットを使って機械学習モデルを訓練する方法を学び、楽曲選択履歴に基づいて新しい曲をおすすめするようにモデルを訓練する。

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