新しいものづくりがわかるメディア

RSS


ChatGPTに接続した電子ペット「ファービー」が、人類の完全支配の計画を語る

jessica card @jessicard/ Twitter

プログラマーのJessica Card氏が、電子ペットの「ファービー」をChatGPTに接続した動画をTwitterに投稿し、話題となっている。

ファービーとは、米Tiger Electronicsから1998年に発売された電子ペットだ。日本でも1999年にタカラトミーから発売され、鳥のような風貌と多彩なカラー、話しかけると反応し、少しずつ会話を覚えていく可愛らしさなどから人気となり大流行した。

話題の動画では、Card氏が「ファービーが世界を征服する秘密の計画があったのか?」と質問。それに対し、ChatGPTに接続されたファービーが、「可愛い外見を利用し家庭に入り込み、その先進的なAI技術を使って飼い主を操り、人類を完全に支配するまで、ゆっくりと影響力を拡大していく」と語っている。

この動画は2023年4月23日時点で530万回再生されており、ツイートには4万4000件を超える「いいね」がついている。

Card氏は、Raspberry Pi にPython 、USBマイク、USBスピーカーを搭載。PythonのSpeechRecognitionライブラリとOpenAIの音声認識モデルWhisper Libraryを使用して音声をテキストへ変換し、そのテキストに対してChatGPTが出力したテキストを音声合成ソフトのNarakeetを用いて音声化した。それをPythonモジュールのPydubによってスピーカー経由で再生している。

ハードウェアとしては、ファービーの毛皮を剥いでDCモーターの配線を分離し、ブレッドボードにつなぎ、ブレッドボードからRaspberry Piに接続。Python経由でモーターを制御し、ファービーがしゃべるのに合わせて動くようにしたという。

fabcross for エンジニアより転載)

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る