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プリントヘッドを4個搭載——マルチマテリアル造形も可能なFFF方式3Dプリンター「Proforge 4」

プロシューマー向けの組み立て式3Dプリンター「Proforge 4」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後わずか16分で目標額を達成するほど人気を集めている。

Proforge 4は、以前fabcrossで紹介した2色印刷可能なFFF方式3Dプリンター「Proforge 2/2S」を開発したMakertech 3Dによる新製品だ。

Proforge 4

Proforge 4は、X/Y軸の移動制御にCoreXY機構を採用。X/Y軸移動を制御するモーターを4つ備え、プリントヘッドを4個搭載した組み立て式3Dプリンターだ。最大造形速度は800mm/秒で、前モデル「Proforge 3.5」と比較して倍以上のスピードで3Dプリントが可能だとしている。

Proforge 4の本体サイズは530×890×730mm(スプール設置部およびタッチスクリーン含む)、重量は約30kgだ。最大造形サイズは300×400×340mm。対応素材はPLA、TPU、ABS、PC、ナイロンの他、PET-Gやカーボンファイバーなども使用できる。

Proforge 4
Proforge 4

マルチマテリアル3Dプリントにも対応しており、複数の異なる素材を使った造形物の作製が可能だ。Proforge 4はマルチマテリアル3Dプリント対応「Tool Changer」システムを備えており、それまで使っていた材料を毎回ホットエンドから除去する必要がないため、効率的に3Dプリントを実行できる。

さらに、0.2mm/0.3mm/0.4mm/0.6mm/0.8mm径のノズルが使用可能で、異なるノズル径を同時に使用する造形にも対応している。

Proforge 4
Proforge 4

Proforge4のファームウェアには「Klipper」を採用しており、プリンターの制御やモニタリングにはオープンソースの「Mainsail」を使用する。Wi-Fi接続にも対応しており、本体のタッチスクリーン以外にローカルネットワーク経由でWebブラウザからの操作も可能だ。

Proforge 4の早期割引価格は1099ポンド(約19万円)。出荷は2023年8月の予定で、日本への送料は出荷準備完了時までに確定する。

Proforge 4は2023年5月31日までクラウドファンディング中だ。目標金額3万ポンド(約510万円)に対し、2023年5月10日時点で7倍以上の約22万ポンド(約3700万円)を集めている。

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