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ファブラボ鎌倉が21世紀型フリースクールのクラウドファンディングを開始

ファブラボ鎌倉による、21世紀型のフリースクールをつくるプロジェクトがREADYFORで出資を募っている。

ファブラボ鎌倉は、世界100カ国以上に存在するデジタル工作工房ネットワーク「ファブラボ(FabLab)」のうち、日本で最初のファブラボの一つだ。3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を取り揃えており、2021年5月には10周年を迎えた。

ファブラボ鎌倉では、2011年の設立当初から毎週月曜日の午前中に「朝ファブ」を実施してきた。朝ファブとは、ラボのメンテナンス協力として掃除をするとファブラボ鎌倉の活動に参加できるというものだ。

21世紀型のフリースクールをつくるプロジェクトでは、毎週木曜日10:00〜15:00を新たにフリースクールとして活動する日として追加し、従来の朝ファブと同様に掃除をすれば参加できるFAB/STEAM学習型のフリースクールを目指す。

また、鎌倉市教育委員会では、学校に馴染めない子どもに対して「かまくらウルトラ」というプログラムを実施している。ファブラボ鎌倉も初年度から参加しており、今後は地域の中で学べる選択肢を増やしていく。学校や家庭では得られない学びの機会として、デジタルスキルの向上やコミュニティーの参加といった価値を提供する予定だ。自律神経が不安定で朝起きられない子どもに対しては、午後に活動時間を設けるなど、子ども一人一人のタイミングや特性を尊重して柔軟に対応していく。

READYFORでのクラウドファンディング期間は2023年6月25日まで。今回調達した資金は21世紀型のフリースクールの仕組みづくりの準備費用や、サポーターの育成プログラム構築などに活用する予定だ。

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