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中国NaaS Technology、全自動でEVに充電するロボットを独自開発

EV(電気自動車)充電サービスを手がける中国のNaaS Technologyは、2023年3月29日、車両への充電から決済までを全自動で行うロボットを独自に開発したと発表した。

このロボットは、自身の位置情報を把握しつつ周囲の状況を地図にする処理を実行し、充電対象のEVのもとに駆けつける。この自律走行に必要な技術はSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)と呼ばれ、障害物を回避しながら目的地に到達する。

EV側のシステムと充電ロボットは、APIを介して連携する。バッテリー残量が減少したEVを検出した充電ロボットは、そのEVの現在位置を検索する。車両に近づくと自動でアームを伸ばし、EVの充電ポートに接続して充電を開始する。

充電が終わると自動で決済処理をして、ロボット自身が再充電するために自律走行で定位置に帰還する。充電ロボットの自律動作を支える技術はSLAM以外にも、ディープラーニング、5G通信、V2X(Vehicle to everything)が使用されている。

NaaSは、中国初のEV充電サービスプロバイダーとして、NASDAQに上場している。同社の技術は、「自動エネルギー補充ソリューションチーム」が独自に開発したという。

自動運転車の普及にともない、自動充電ロボットが不可欠なインフラの一部になると同社は見込んでおり、ワンストップ充電ステーションのソリューション事業への投資を続けている。

fabcross for エンジニアより転載)

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