ラズパイをESP32でエミュレート——Raspberry Pi互換ボード「ESP32-Pi」
2023/05/24 07:00
マイコン「ESP32」を使ったRaspberry Pi互換ボード「ESP32-Pi」がKickstarterに登場し、人気を集めている。
ESP32-PiはSoCマイコンESP32を採用することで、低コストのRaspberry Pi互換ボードに仕上げている。本体サイズは85×56mmとオリジナルと合わせており、40ピンヘッダーにRaspberry Pi用HATを搭載できる。
Raspberry Piはボードの両面に表面実装部品を配置しているのに対し、ESP32-Piは裏面にまとめている。また、USB Type-Cポートが裏面にあったり、SDカードスロットは表面にあるが、位置がわずかに低かったり、オリジナルと異なる点もある。
Arduino IDEかOpenPLCを使ったプログラミングや、Webサーバー、MQTTプロトコルに対応する。Linuxを含むOSの動作ができないため、開発元が提供するRaspberry Pi用LCDアダプターキット「6-in-1 LCD Adapter HAT」の使用を勧めている。
ESP32-Piは、今なら20%オフの早割価格40ドル(約5500円)で入手できる。2023年7月の出荷を予定しており、日本への送料は6ドル(約800円)だ。2023年5月27日までクラウドファンディングを実施しており、5月22日時点で1000ドル(約13万円)の目標額を上回る約5800ドル(約80万円)を集めている。