今回レストアされた「DiamondTel Model 92」は車で移動しながらはもちろん、車両から取り外しても使用できるポータブル自動車電話で、1990年代初頭に三菱が製造していた。運転席横に受話器、トランクルームにはトランシーバー、そしてその2つをつなぐハンズフリーコントローラーを搭載。2008年に廃止されたアナログのセルラー方式「AMPS」が使用されていた。

UselessPicklesは、再び電話として機能させるため、専用のBluetoothアダプターを自作。トランシーバーとハンズフリーコントローラーをつなぐとともに、スマートフォンに接続した。レストアされたDiamondTel Model 92は当時の自動車電話としての機能を取り戻しただけでなく、SiriやGoogleアシスタントと接続する機能も追加され、音声コントロールの使用も可能となった。

レストアの完了に至るまでは、電子工学に詳しい人々の助けを借りながら、3年の月日を費やしたという。動画には数々の称賛のコメントが集まっている。

（fabcross for エンジニアより転載）