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ラズパイをサクサク動かそう——軽量化Debian OS「DietPi 8.18」リリース

Raspberry Piなど多くのシングルボードコンピューター(SBC)をサポートするDebian OS「DietPi」のバージョン8.18がリリースされた。

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Raspberry Pi向けのOSとしては、Raspberry Pi財団が公式にサポートするRaspberry Pi OSをはじめ、用途に応じて多くの選択肢があるが、DietPiは、その名の通りリソースの限られたSBCの性能を最大限引き出せるよう、スリム化されたLinux ディストリビューションだ。

DietPiのサイトによると、例えば公式 OSの軽量化版である「Raspberry Pi OS Lite (64-bit)」と比較しても、RAMの使用量が58%、ディスク使用量が41%(2021-04-22のビルド)と、相当に軽いことがわかる。また、単に軽いだけではなく、簡易的なGUIを備えており、ネットワークやローカリゼーションのセットアップやシステムのバックアップ/リカバリ機能も用意するなど、使い勝手の良さも考慮されているのが特徴だ。

2023年6月3日にリリースされたバージョン8.18では、SBC「PINE64」向けにソフトウェアRAIDのサポート追加のほか、DietPi向けに最適化されたいくつかのソフトウエアに関する更新が含まれている。Raspberry Pi2/3/4用の最新パッケージは「DietPi_RPi-ARMv8-Bullseye.7z」で、Debian Bullseyeがベースとなっている。

またDietPiは、Raspberry Pi以外にもARMプロセッサーを採用する「Odroid」「PINE64」「NanoPi」やRISC-Vの「VisionFive 2」など、さまざまなSBCをサポートしている。

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