ハニカム模様をレーザー彫刻して柔軟性をアップ——ビルドプレート「MagFlexPlate」
2023/06/22 06:30
3Dプリンター用ビルドプレート「MagFlexPlate」がKickstarterに登場し、注目を集めている。
MagFlexPlateは、柔軟性のあるビルドプレートで、磁性ゴム製の磁気ベースとステンレス鋼製のフレキシブルプレートから成る。
フレキシブルプレートは、前モデルの「MagPlate」と同様に、5mmサイズの六角形を表面に等間隔でレーザー彫刻しており、六角形の中に直線を追加することで耐久性や柔軟性を高めている。MagFlexPlateでは六角形を深さ0.08mmで彫刻することで、さらにグリップ性能や柔軟性を高めた。
一方、磁気ベースについては粘着力を強化することに注力し、厚さを3mmに改良したことで、通常は産業レベルで使用されている強力な3Mの「VHB 4905」を採用することにしたという。
今回のキャンペーンでは、さまざまなサイズの磁気ベースとフレキシブルプレートのセットが用意されており、自分が使っている3Dプリンターに合わせて選択できる。PRUSA SL1/PRUSA SL1S向けセットのキャンペーン価格は28ユーロ(約4400円)で、EMAKE3D Galaxy 1向けは79ユーロ(約1万2000円)。磁気ベース、フレキシブルプレートを単品で購入することも可能だ。出荷は2023年8月の予定で、日本への送料はキャンペーン終了後に確定する。
MagFlexPlateは2023年7月6日までKickstarterでクラウドファンディング中だ。目標額200ユーロ(約3万1000円)に対し、2023年6月19日時点で目標額の20倍以上の約4200ユーロ(約66万円)を集めている。