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MaterialiseとVuzixが協業、3Dプリンティングを用いたスマートグラスを製造

ベルギーの3D造形サービスMaterialiseとアメリカのスマートグラスサプライヤーVuzixは、3Dプリンティングを用いたスマートグラスの開発と生産を促進するため、協業を開始した。

3Dプリンティングソリューションを展開するMaterialiseとスマートグラスなどAR技術を活用した製品のサプライヤーVuzixが協業し、それぞれの強みを融合する。3Dプリンティング技術を用いて設計、生産することで、機能的かつファッショナブルなスマートグラスを、手頃な価格で迅速な市場投入が可能になるとしている。

現実世界にデジタル情報を重ねられるAR技術は、ハンズフリーの状態で周りの環境を認識しながら重要な情報を得ることができる。そのため、医療や製造、物流などさまざまな業界で、作業効率化のため活用が進んでいる。

一方でコンシューマー向けは、実用的なアプリの不足やファッション性に乏しいなどの課題があり、産業向けより普及が遅れている。また、コンシューマーアプリケーションには、アスリートに速度、心拍数などを表示するオンスクリーンディスプレイ、Push通知、ナビゲーション、Speech-to-Text、ARゲームなどの需要あるが、製造ノウハウが不足しているスポーツやエンターテイメント企業もあり、製品の迅速な市場投入ができない現状があるという。

両社は協業により、3Dプリンティングを用いてスマートグラスを生産するためのフレキシブルなプラットフォームを提供することで、多くの企業が短いデザインサイクルで、機能性とファッション性、コストパフォーマンスの優れたスマートグラスの市場投入ができるように支援していく。

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