ELEGOO、3Dプリンターの2023年モデルラインアップを発表
2023/06/30 06:30
ELEGOOは、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「Neptune 4/Neptune 4 Pro」、光造形方式3Dプリンター「Saturn 3/Saturn 3 Ultra」「Mars 4/Mars 4 Ultra」を発表した。公式Webサイトにて、2023年6月1日から先行予約を受け付けている。
Neptune 4/Neptune 4 Proは、Klipperファームウェアの実装により処理能力を強化し、一般的なFFF方式3Dプリンターより約10倍速い最大500mm/sでの造形が可能。高速でも振動の少ない安定した構造設計と、XY軸に搭載したテンション調整デバイスが造形精度を高めている。さらに、幅広のY軸が安定性を高め、4個の4020冷却ファンがプリントモデルを即座に冷やし、造形品質を向上する。
価格はNeptune 4が259ドル(約3万7000円)、Neptune 4 Proが299ドル(約4万3000円)だ。
Saturn 3/Saturn 3 Ultraは、12KモノクロLCDスクリーンを搭載し、11520×5120の高解像度で高精細な造形が可能。独自のオープンソースGOOスライシングフォーマットのほか、複数のソフトウェアに対応しているため、柔軟かつ自由度の高い造形が可能だ。同社の「ファストスタンダードレジン」を使えば、既存のSaturnモデルや同等品より約3倍高速の150mm/hで造形できる。レジンタンク(VAT)の底に張るACFリリースフィルムはレジンが離れやすく、造形効率と品質を向上する。
価格はSaturn 3が399ドル(約5万7000円)、Saturn 3 Ultraが499ドル(約7万2000円)だ。
Mars 4/Mars 4 Ultraは、9KモノクロLCDスクリーンを搭載し、8520×4320解像度で最大153.36×77.76×165mmの造形が可能。同社が2023年後半に発表予定の次世代USB空気清浄機と組み合わせることで、安全かつクリーンな環境で作業できる。キャラクターのフィギュアやガレージキット、歯科、ジュエリー、ファッションなど広範な用途に活用できる。
価格はMars 4が259ドル(約3万7000円)、Mars 4 Ultraが309ドル(約4万5000円)だ。