デュアルレーザーで多様な素材に対応——レーザー加工機「HiLaser Z6」
2023/07/04 07:00
デュアルレーザー方式のレーザー加工機「HiLaser Z6」がKickstarterに登場し、人気を集めている。
HiLaser Z6は、20W 1064nmのファイバーレーザーと5W 455nmのダイオードレーザーを搭載した加工機。コンパクトながら高速、高精度な加工ができ、ウッドからセラミック、金属など多様な素材に対応する。以前紹介した「HiLaser Z」シリーズと同じ、香港のHiLaserによるプロジェクトだ。
パワフルなファイバーレーザーは、アルミニウムやステンレス鋼、真ちゅう、銅、ABS、石などへの効率的かつ高精度な加工ができ、0.5mmのアルミニウムとステンレス鋼のカットも可能。ブルーダイオードレーザーは、ウッドや竹、塗装アクリル、レザー、ガラスなどへの精細な彫刻ができ、厚紙や3mmの合板のカットにも対応する。
工業グレードの高速ガルバノメーターとフィールドレンズの採用により、1μmの精度で1秒当たり15000mmの高速加工が可能。軽量、コンパクトな本体は、卓上だけでなくハンドヘルドでも使えるデザインとなっている。
アタッチメントとして、円柱や球状の対象物の加工用に固定/ローラー式の回転機を、対象物の上を動かしながら加工ができるエアリアルローラーを提供する。タッチパネル搭載の操作システムが付属するため、PCとの接続は不要。ファイル形式は、LMF、JPG、BMP、PNG、DXF、PLTに対応する。
HiLaser Z6は、今なら数量限定の早割価格1万4880香港ドル(約27万円)で入手できる。2023年9月の出荷を予定しており、日本への送料はキャンペーン終了後に決定する。2023年7月14日までクラウドファンディングを実施しており、6月28日時点で10万香港ドル(約183万円)の目標額を上回る約29万香港ドル(約530万円)を集めている。