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最大76mの測距距離——ハンドヘルド型3D LiDAR「Dolphin D5 Lite」

25m先の人物輪郭を視認できるハンドヘルド型3D LiDAR「Dolphin D5 Lite」がKickstarterに登場し、人気を集めている。誰でも使えるLiDARの開発を目指す、越谷市を拠点とするスタートアップDolphinによるプロジェクトだ。

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Dolphin D5 Liteは、H60×V25の広角走査角で広い領域をリアルタイムにデジタル化し、XRコンテンツを生成できる、軽量かつコンパクトな3D LiDARだ。XRコンテンツをリアルタイムに生成でき、目の前にある現実とデジタル空間のインタラクションを可能にする。

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AndroidスマートフォンかiPadに対応し、OSC(Open Sound Control) フォーマットのサポートにより、リアルタイムプラットフォームへのリンクが可能。クリエイティブ用途向けに、3DプラットフォームのUnity、Unreal Engine、Cycling 74MAX/MSP、Nvidia omniverseプラットフォーム、OpenFrameworks、Processing、Godotとの接続ができ、教育や研究開発向けにMatlabをサポートする。

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独自に開発したOSCコンバーターアプリが、LiDARのリアルタイムXYZデータと多様なプロダクションプラットフォームとのシームレスな統合を可能にし、ユーザーはLiDARデータを容易にゲーム向けCGや映像制作にリンクできる。また、Unityが提供するインタラクティブゲームと直接ワークでき、モバイルフレンドリーなゲーミング体験を提供する。

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最長76mの測距距離、H60×V25の広角走査角で、25m先の人物の輪郭を視認できる。3Wの低消費電力で動作し、USBポートから給電できる。本体のサイズは80×84×122mmで、重さは約425g。屋内外、昼夜を問わずスキャニングでき、目への安全性も確保している。

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Dolphin D5 Liteの予定小売価格は699ドル(約10万円)だが、今なら数量限定早割価格399ドル(約5万7000円)で入手できる。出荷は2023年9月の予定で、国内の送料は無料となっている。2023年8月23日までクラウドファンディングを実施しており、8月10日時点で約84万円の目標額を大きく上回る約520万円を集めている。

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