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ラズパイマイコン「RP2040」でレーザー距離計を作ろう

Raspberry Pi公式ブログが、Raspberry Piマイコン「RP2040」を用いて製作したレーザー距離計を紹介した。Hesam Moshiri氏によるプロジェクトで、Altiumのサイトにスペックや回路図、PCBのレイアウトなどを掲載している。

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ハードウェアは、WaveshareのRP2040ボード「RP2040-Zero」、ToF(Time-of-flight)測距センサーモジュール「VL53L0X」、2.4インチTFTディスプレイなどを使用。RP2040-ZeroはI2Cを介してToFセンサーと通信し、センサーが測定した距離をLCDスクリーンに表示する仕組みだ。

photo VL53L0X Time-of-flight Sensor

センサーモジュールは、レーザーを照射して対象物に反射させ、戻ってくる時間を計って距離を求めることができる。カスタムPCBにはリレーとブザーを搭載しており、設定した測距距離になるとブザーを鳴らしたり、自動で外部デバイスを作動したりできる。5V電圧はUSB Type-Cかコネクター配線で供給し、推奨測距距離は30~1000mm(最大2000mm)、分解能は1mmとなっている。

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Moshiri氏によると、Pico C/C++ SDK V1.5ライブラリーを使ったコーディングとデバッギング、LVGLライブラリーを使ったGUIのデザインに苦労し、かなりの時間を費やしたという。回路図は「Altium Designer 23」を使って作成している。Altiumのアカウントに登録すれば、すべてのプロジェクトファイルとソースコードのダウンロードが可能だ。

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