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Formlabs、100%シリコンの光造形レジン「Silicone 40A」など発表

造形品の例:(左)Silicone 40Aレジン、(右)Alumina 4Nレジン

Formlabsが、100%シリコンの光造形レジン「Silicone 40A」や、純度99.99%のアルミナセラミックス部品をプリントできる光造形レジン「Alumina 4N」などを発表した。

Silicone 40Aは、100%純シリコン材料でシリコン本来の柔軟性や耐薬品性を持つ。加えて230%の破断伸びや34%の反発弾性、さらにASTM D 1052準拠のロスフレックス屈曲疲労試験で50万サイクル超を記録する高い耐久性が特徴だ。

同社はシリコンを光造形方式3Dプリントの光硬化性レジンに変える独自の特許出願中技術「Pure Silicone Technology」を開発。同技術を活用して製品化した。同レジンは現在、アメリカの有害物質規制法(TSCA:The Toxic Substances Control Act)にて長期皮膚接触の生体適合性認証待ちの状態で、認証が完了すればさまざまな用途へ応用が可能になる。

Alumina 4Nは、純度99.99%のアルミナセラミックス部品を3Dプリントできるレジンだ。アルミナセラミックスは、絶縁性や耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性、剛性などに優れ、価格が比較的安価なため、さまざまな分野での活用が広がっている。Alumina 4Nはバインダー(凝固剤)となる光硬化性レジンにセラミック粉末を充填した材料であるため、造形後にはオーブンを使って脱脂、焼結を行って仕上げる必要がある。

同時に、造形設定時のチューニングや、社内検証済みサードパーティー製レジンを対象にしたFormlabs認可済み材料の情報などを提供する「Formlabs Open Platform」の提供開始も発表した。

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