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サンステラ、FFF方式3Dプリンター用フィラメント「PolySonic PLA」発売

サンステラは、高速造形に適したPolymakerのFFF方式3Dプリンター用フィラメント「PolySonic PLA」を発売した。

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PolySonic PLAは、造形品質や機械特性を維持したまま、毎秒300mm以上の高速造形が可能なフィラメントだ。高速押し出し速度、高精度造形、優れた層間密着といった特性を備え、造形パーツの強度や品質を犠牲にすることなく造形速度と生産性を向上できる。

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通常のPLAフィラメントと比較して、同じ印刷温度で流量が30%増加するため、より高速の印刷速度で造形が可能だ。

PolySonicのレオロジーは最適化されて収縮がほとんどなく、液体から固体へと移行できるので、高流量で押し出しながら鮮明なエッジ、微細なディテール、オーバーハングに強い造形結果が得られる。通常のPLAと比較して、実際の印刷生産性が大幅に向上し生産効率が最大150%向上するという。

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高速性と機能性の両立を可能にし、通常のPLAは速度を上げると24%低下するが、PolySonic PLAで高速印刷した場合は従来の試験片と比較して機械的特性は6%しか低下しないとする。

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原料は植物由来の3Dプリンティング用プラスチック素材Ingeo3D850 PLAで、特許出願済みのJam-Freeテクノロジーにより軟化温度を上げることで熱安定性を改善している。

平均フィラメント径は1.75mm、重量1000g、カラーは黒/白/グレー/レッド/ブルーの5色、販売価格は4180円(税込)だ。

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