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スタートアップのAscento、2輪「歩行」する機構を持つ自律型の警備ロボットを開発

スイスのロボット工学のスタートアップAscentoは、自律型の警備巡回ロボット「Ascento Guard」を発売した。工場や物流拠点など、企業の施設の警備が可能だ。2輪で「歩行」する機構が特徴で、不整地など多様な場所に対応する。

Ascento Guardは、敷地内の様々な状態を検出する。例えば、人物や熱異常の検出、建物や敷地の境界となるフェンスの状態の確認、照明の点灯状態の記録だ。また、停車中の車両のナンバーの確認などの駐車場の管理や、ドアや窓の状態もチェックする。

連続稼働時間は4時間で、バッテリー容量が一定値を下回ると、Ascento Guardは自ら充電ステーションに戻って充電する。また、耐水性に優れ、雨や雪、風も考慮された全天候型として、さまざまな状況で稼働する。

搭載するカメラ機能は、サーマルカメラ、RGBカメラ、赤外線カメラなどが用意される。障害物を避け、すぐに停止できる安全な速度で移動する。日々の巡回では、周囲の人間の行動を妨げないよう配慮されている。

Ascento Guardとの通信は暗号化され、さまざまな場所から遠隔操作できる。巡回スケジュールは自由に設定可能で、AIを活用して稼働状況のレポートも作成する。既存の施設内のビデオ管理システムとも統合できる。

導入に際しては、交換可能なフルサービスパッケージが用意され、24時間365日のサポートも付属する。Ascentoの公式サイトによれば、設置は数時間で完了し、すぐに費用対効果が得られるとのことだ。

fabcross for エンジニアより転載)

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