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3Dプリントとポストキュアの1台2役——光造形方式3Dプリンター「STARFIELD 3D」

ポストキュアリング機能を一体化した光造形(SLA)方式3Dプリンター「STARFIELD 3D」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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STARFIELD 3Dは、3Dモデルのプリントとポストキュアができる1台2役の光造形方式3Dプリンターだ。プリント後に3Dモデルを一旦取り出し、ターンテーブルを設置して3Dモデルを乗せると1~3分で処理が完了するため、時間と設備の導入コストを大幅に削減できる。

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最大造形サイズは350×200×350mmで、XY解像度25μm、レイヤー厚25~100μmの高精細な造形が可能。レジンVATのオートヒーティング機能がレジンの硬化を促進することで、プリント品質を向上する。また、ビルドプレートが常に水平を維持するパーマネントレベリングにより、プリント成功率を高める。

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直径92mm以下のレジンボトルをセットすれば自動でレジンが供給され、レジンレベルをリアルタイムで検知し4つのライトで表示するため、レジン残量が一目で分かる。内蔵の空気清浄システムが有害物質を除去することで、安全な環境で作業できる。ストップボタンを押せば一旦停止して途中経過を確認でき、問題なければプリントを継続できる。

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本体サイズは720×450×700mmで重さは58kg、プリント速度は時速50mm。スライサーソフトは「CHITUBOX」、ファイル形式はSTL、SLCに対応し、SDカードかUSBメモリを使ってデータを転送する。レジンは、ジェネラル/タフ/キャスタブル /エラスティックタイプを使用できる。

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STARFIELD 3Dは、今なら数量限定早割価格8603香港ドル(約16万7000円)で入手できる。出荷は2024年1月を予定しており、日本への送料は確認中だ。2023年11月22日までクラウドファンディングを実施しており、11月14日時点で目標額の10万香港ドル(約194万円)を大きく上回る約375万香港ドル(約7300万円)を集めている。

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