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10進カウンターでデジタル時計を作ろう——はんだ付け電子工作キット「CD4017 SMT Clock Kit」

はんだ付け電子工作キット「CD4017 SMT Clock Kit」がKickstarterに登場し、わずか1日で目標額の調達に成功している。開発者のIan Dunn氏は以前同じコンセプトのプロジェクトを発表しており、今回はすべての電子部品をSMT(表面実装)部品で構成している。

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CD4017 SMT Clock Kitは、10進カウンターロジックIC「CD4017」を使ってデジタル時計を自作できるキットだ。キットの内容は基板と電子部品となっており、すべての電子部品は自分ではんだ付けをする必要がある。SMT部品は、はんだ付けしやすいように大きなものを選んでおり、最も小さいダイオード「SOT-123」でも、径4mm(錫60%/鉛40%)のはんだと、先細タイプのこて先を使えば、はんだ付けはそれほど難しくないとしている。

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時刻表示は12時間/24時間を選択でき、CD4017を6個(時×2/分×2/秒×2)搭載することで、時/分/秒をそれぞれ2桁、1~9の数字の横に配したLEDを点灯して表す。クロックには32.768kHzの水晶振動子を使い、2つのICで分周して1Hzを作っている。回路構成はシンプルで、リングカウンターの使い方を理解するのに適した電子工作キットになっている。

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CD4017 SMT Clock Kitは20ドル(約3000円)で提供し、2024年3月の出荷を予定している。日本への送料は20ドルだ。2023年12月5日までクラウドファンディングを実施中で、11月29日時点で2000ドル(約30万円)の目標額を上回る約4400ドル(約65万円)を集めている。

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