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Raspberry Pi 5内蔵のキーボード一体型PCを自作——市販キーボードを分解して流用

市販のキーボードを分解し、Raspberry Pi 5内蔵のキーボード一体型PCを作成したプロジェクトを、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

YouTubeで公開されている本プロジェクトの解説動画では、Raspberry Pi 5を使用してデスクトップPCライクなマシンを作成する過程を紹介している。完成品の本体背面にはUSB2.0およびUSB3.0端子に加え、モニター接続用のHDMI端子も用意されている。

Pi 500 Maker Build: Raspberry Pi 5 Keyboard Computer

また、内部のRaspberry Pi 5は取り外せる設計になっており、背面には排熱用の通気孔も用意されている。本体ケースの背面以外をペイントするにあたり、1987年に発売されたキーボード一体型PC「Amiga 500」のカラーをイメージしたとのことだ。

このプロジェクトでは冷却クーラーを取り付けたRaspberry Pi 5、Raspberry Pi OS インストール済みでブートメディアとして使用するM.2 SSDに加え、市販の薄型USBキーボードを分解して部品として使用している。

Pi 500 Maker Build: Raspberry Pi 5 Keyboard Computer
Pi 500 Maker Build: Raspberry Pi 5 Keyboard Computer

動画では、分解したUSBキーボード上部のパネルを切り取って塗装し、各部をねじ止めする工程などを公開している。USBキーボードから流用した部分以外の本体ケースは、厚さ3mmのABSプラスチックシートをカットして作成しており、Raspberry Pi 5の各端子に短い延長ケーブルを接続して、USB端子やHDMI端子を背面部に出すようにしている。また、底部には滑り止め用にゴム足を4個付けたようだ。

Pi 500 Maker Build: Raspberry Pi 5 Keyboard Computer

さらに、モニターディスプレイに接続した状態で電源を投入し、キーボードやマウスなどの動作をテストする様子も公開している。20分間CPUをフルロードで実行する負荷テストも実行したが、CPUの温度が60℃に達することはなく、内部のRaspberry Pi 5が熱くなり過ぎることはなさそうだとしている。

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