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ラズパイの信号入力を拡張する——16チャンネルアナログ/デジタル入力HAT「16-Inputs HAT」

Raspberry Pi用16チャンネルアナログ/デジタル入力HAT「16-Inputs HAT」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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16-Inputs HATは、Raspberry Pi Zeroシリーズ、Model A/Bシリーズ、5などに搭載できるアドオンボード。8層までのスタックが可能で、最大128チャンネルのアナログ/デジタル入力を増設できる。

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基板には、AWG26~16サイズの電線を接続できる端子台を搭載。各端子台は入力用2ピンと共通接地用1ピンを備え、ディップスイッチの切り替えで1K/10Kサーミスターや0~10Vの電圧範囲、ドライ接点、カウンターの入力に対応する。

5V/3Aの外部電源を必要とし、Raspberry Piへの給電も可能。ハードウェアウォッチドッグを内蔵し、ソフトウェアがロックアップした際はシステムを再起動する。また、コイン形リチウム電池「CR2032」(未付属)で長期間動作するリアルタイムクロックを搭載する。

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他にもプログラマブルバイカラーLED×8、RS485入出力ポート、リセッタブルヒューズ、TVS保護機能、32bitマイコン(64MHz)などを搭載。I2CバスはRaspberry PiのGPIOの2ピンのみを使っており、残りの24ピンはユーザーが利用できる。オープンソースプロジェクトとなっており、コマンドラインやPythonライブラリ、Node-REDのノードを公開している。

16-Inputs HATは、今なら15%オフの59ドル(約8700円)で入手できる。Raspberry Piへの取り付け用ブラススタンドオフ4本とねじ、プラグ端子が付属する。2024年2月の出荷を予定し、日本への送料は5ドル(約740円)となっている。2024年2月3日までクラウドファンディングを実施しており、1月23日時点で1000ドル(約14万8000円)の目標額を上回る約6900ドル(約102万円)を集めている。

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