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Arduino Nano搭載卓上デジタル気象計を自作——気温、気圧、湿度を測定して表示

Arduinoベースのシンプルなデスクトップ型デジタル気象計をArduino公式ブログが紹介した。

このデバイスは、温度計、湿度計、気圧計が一体となったレトロなデザインのアナログ気象計から着想を得て作成されたものだ。BME280センサーで気温や湿度、大気圧をモニターし、測定値を3つの有機ELディスプレイ(OLED)にそれぞれ表示する。

Arduino Weather Station

電源を入れると、各ディスプレイの上半分には黄色のピクセルで項目と単位が、下半分には青色のピクセルで測定値が表示される。測定値は小数点2位まで表示する形式を採用している。なお、測定地点の大気圧の相対値を表示するにはその地点の高度をプログラムのコード内で直接指定する必要がある。

Arduino Weather Station

PVC素材のプラスチック製筐体背面に電源入力コネクター、電源スイッチ、BME280搭載ブレークアウトボードを、前面にOLEDを3つ設置し、BME280センサーとディスプレイを制御するArduino Nanoは、TCA9548Aマルチプレクサーモジュールとともに筐体内側の背面に設置されている。各ディスプレイはTCA9548Aを介して連動している。

Arduino Weather Station

Arduino NanoにI2Cディスプレイを接続する場合、通常は1つしか接続できないので、複数の入力信号をまとめて1つの信号として出力するマルチプレクサーを用いているようだ。TCA9548Aを使うと1つのマイクロコントローラーに最大8つのI2Cデバイスを接続できる。

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