HL650RとHL650は、加工精度に関わるレールやモーターなどに高品質部品を採用し、筐体も一から設計することで剛性が向上して、従来製品よりも精度が高く安定した加工が可能だ。HL650は80Wガラス製レーザー発振器とステッピングモーター、HL650Rは60W金属製レーザー発振器とサーボモーターを搭載している。

カメラ機能を使用した加工素材とデータの位置を合わせでは、ソフトウェア上に加工素材の写真を表示し、素材の位置を確認しながらデータの位置調整が可能だ。加工ベッドの高さ調整機能を搭載し、ボタン一つでレーザーヘッドと素材の距離を一定に保つことができる（手動での調整も可能）。

操作は、データの取り込みから実際の加工まで行える無償の専用ソフトウェア「SmartDIYs Creator」で行う。また外部ソフトウェアの「LightBurn（DSP Licens）」にも対応している。

両製品とも、レーザー波長10600nm、本体サイズ1400×1050×1130mm、重量300kg。前後左右に素材差し込み口を搭載し、加工エリア650×450mm、素材設置可能エリア690×490mm、加工可能素材高さ0～230mm、Z軸可動範囲0～230mm。アクリルや木材（MDF）など厚さのある素材の切断と各種素材への刻印加工が可能だ。

価格はHL650が139万7000円、HL650Rが242万円で、2024年3月中旬より順次発送予定だ（価格は全て税込）。