カチャカプロは家庭用ロボット「カチャカ」と同様のAI技術を搭載しており、人の指示で指定の場所まで移動できる。また、専用シェルフなどのキャスター付きファニチャー（カチャカファニチャー）とドッキングする機能を備える。

カチャカは一般的な住居の広さや床面の材質に合わせた仕様だが、カチャカプロは最大30kgの牽引力を有し、検出距離の長いLiDARを搭載しているため、事業現場の広い空間でも自律移動が可能だ（検出距離は12m）。歯科医院などのクリニックや飲食店、工場などを中心にカチャカの活用が進んでいることを受け、同モデルは事業や医療現場での利用向けにカスタマイズされている。

同時発売（カチャカプロとは別売）となる「カチャカボタン」を使用することで、スマホアプリや音声を使用せずにボタンを押すだけでカチャカプロを操作できる。

カチャカプロの本体寸法は240×387×124mm、重量は12.2kg。最大速度は棚非牽引時0.8m／秒（棚搭載時は0.5m／秒）で、走行時に注意喚起のため、音を出しながら走行する走行音機能も搭載している。

今後は配膳や清掃など、特定の用途に合わせた機能やソフトウェアを順次リリース予定だ。