PicoBricks for Micro:Bitは、再利用可能な12種類のモジュールを使い、さまざまな工作物を作製できるキットだ。プログラミングや配線、組み立ての体験を通じ、電子部品やデバイス、アクチュエーターなどの仕組みや使い方を学ぶことができる。アメリカのスタートアップRobotistanによるプロジェクトで、2022年に発表したRaspberry Pi Pico用開発キット「PicoBricks」のmicro:bit版だ。

キットはmicro:bit搭載モジュールを中心に、ピアノ／ゲーミング、OLEDディスプレイ、RGB LED、ジェスチャーセンサー、PIRセンサー、リレー、モーターコントローラー、Wi-Fi／リモートレシーバー、温湿度センサー、LDRセンサー、ボタン／ポテンショメーターの合計12種類のモジュールで構成される。全てのモジュールを収納できるブルーのベースプレートが付属し、3Dモデルを提供するため好みの素材を使って自作もできる。

モジュール間の接続は統一されており、はんだ付けは不要で付属のハーネスで簡単に配線できる。初心者でも理解しやすいテキスト／ブロックベースのコーディングが使え、Microsoft MakeCode、MicroPython、MicroBlocks、Arduino、Scratchのプラットフォームに対応する。コーディングや組み立て方法を詳しく解説した、インストラクション動画や冊子も提供する。

全ての組み立て部品がそろった以下のアドオンも用意している：

• 走行可能なローバー車「Mars Explorer」：34ドル（約5100円）
• コインを置くとユニークな動きで収納する貯金箱ロボット「Money Box」：29ドル（約4300円）
• ゴミを近づけると自動で蓋を開けるゴミ箱ロボット「Trash Tech」：29ドル
• パスワードを入れて開ける金庫「Safe Box」：34ドル
• ディスプレイにパターンを表示できる観覧車「London Eye」：29ドル
• 植物の状態をモニタリングできる「Space Botanics Kit」：44ドル（約6600円）

PicoBricks for Micro:Bitは、今なら数量限定早割価格44ドル（約6600円）で入手できる。micro:bitが必要な場合は、22ドル（約3300円）で追加できる。2024年5月の出荷を予定し、日本への送料は25～50ドル（約3700～7500円）になる。2024年3月16日までクラウドファンディングを実施しており、2月21日時点で1万ドル（約150万円）の目標額を大きく上回る約5万7000ドル（約867万円）を集めている。