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Materialise、金属3Dプリント向けサポート自動生成ソフトウェア「e-Stage for Metal+」発表

ベルギーのMaterialiseは、レーザー粉末床溶融結合法(LPBF)による金属3Dプリンティング向けに、サポート構造を自動で生成できるソフトウェア「e-Stage for Metal+」を発表した。2024年3月10~14日にシカゴで開催された「Additive Manufacturing Users Group(AMUG)」ショーで、同ソリューションを紹介した。

e-Stage for Metal+は、物理ベースのモデリングにより、高度なサポート構造を自動生成できるソフトウェアだ。3Dプリンティングプロセスにおいて変形が起きる箇所を計算し、細いニードル状またはコーン状のサポートを必要な箇所に生成する。2種類のサポートを混在させることで安定性と熱分布を最適化するとともに、ポスト処理の手間を低減することができる。

同社によると、LPBFはアディティブマニュファクチャリング(金属積層造形)分野で生み出される収益の52%を占めるが、生産工程に取り入れるのが最も複雑な技術の1つであり、乗り越えるべき潜在的なチャレンジが多いという。その要因として知識不足と生産コストの高さを指摘しており、主にデータの準備段階での複雑さが障壁となっている。

「e-Stage for Metal+を使いサポート構造の生成を自動化することで、3Dプリンティングプロセス全体の効率化が可能になる。3Dモデルの取り外しとサポートの除去、ビルドプレートの後加工を容易にするとともに、サポート容積の最大80%低減と不要なパウダーの除去にも寄与する」とEOSのソフトウェア製品ラインマネージャーMirco Schöpf氏が説明する。高い品質を維持と生産コストの低減を両立することでLPBFの優位性を高め、多くの企業に金属3Dプリンティングの導入を促す。

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