往年のデスクトップパソコンへのオマージュを込めたRaspberry Piケースを自作
2024/04/18 06:30
往年のデスクトップパソコンをモチーフにした自作のRaspberry PiケースをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。
このプロジェクトは、1980年代に登場したIntel 80286搭載デスクトップパソコンをミニチュア化し、Raspberry Piケースとして作成したものだ。
Raspberry Pi 4B用に作成したケースをバージョンアップした「Retro Desktop PC Raspberry Pi case V2」はRaspberry Pi 2/3/5とも互換性があり、前面にはフロッピーディスクドライブに見立てたSDカードリーダーを搭載している。また、ディスプレイ部分には3.5インチのHDMI MPI3508 LCDを収納するように設計されている。
ケースに収納したRaspberry Piのすべてのポートとコネクターにアクセスできるほか、電源ボタンとリセットボタンも使用可能だ。
解説ページでは、初期モデルからの改良点として、25mmファン(×2基)用ファンマウントの追加や、フロントパネルをマルチカラープリントしやすくするためのデザイン改良、背面へのUSBポート追加などが挙げられている。
ビンテージパソコン特有の色合いが再現されていることも特徴だ。仏eSunのBone White PLA+フィラメントを使用して各パーツを3Dプリントしており、フロントパネルのキーロック部分は独Molotowのマーカーペン「Liquid Chrome Marker」を使って塗装し、フロントパネルのステッカーはラベルメーカーを使用して作成した。
解説ページでは3Dプリントするパーツに加え、組み立てに必要なねじの種類や本数、ケーブルの種類も記載されている。