同製品はししかわ氏が開発し、2021年夏に公開したオープンソースのコミュニケーションロボット「スタックチャン」（公式の表記は半角カタカナ）のカスタマイズ版だ。同社は小型のロボットを学習したいユーザー向けに製品化し、学校や企業での利用を目指して、カスタマイズを加えたキットを開発した。

サイズは65×54×70mm、重量は約145g。マイコンボードにM5Stack CoreS3を採用しているため、実装されたカメラとマイクによる応用範囲の広いアプリケーションが開発可能だ。

SoCにEspressif ESP32-S3を採用しており、タッチ液晶や 30万画素カメラ、照度＋近接センサー、IMU（3軸ジャイロ計＋3軸加速度計）、デュアルマイクなどを搭載している。

また、ロボットサーボとして、DYANAMIXELサーボモーターを採用しており、多関節ロボットの開発のベースとなる技術習得にも対応している。

完成品版とDIY版の2タイプを用意しており、2024年4月19日よりアールティロボットショップで予約受付を開始した。価格は完成品版が6万3800円、DIY版が4万9500円となる（価格はすべて税込）。