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ラズパイPico Wを活用する植物生育環境計測ボードのプロジェクトがKibidangoで開始

スマート農業/園芸の入門者や農業実務者を対象とした「Raspberry Pi Pico W拡張ボード+植物生育環境計測ボード」のプロジェクトがKibidangoで開始された。

この拡張ボードは、汎用的な機能を付加する親基板「ベースボード」と、特定用途向けの機能を付加する子基板「ドーターボード」を組み合わせることで、さまざまな機能を手軽に拡張できるようになっている。

ベースボードは、各種シリアル通信や電圧入出力などの機能を備えるなど、電子工作で汎用的に使われる機能を追加。特定用途向け機能を付加するドーターボードを取り換えることで、用途に応じた機能換装ができる。

今回提供されるのは、ベースボードとドーターボードの「植物生育環境計測ボード」のセットだ。植物生育環境計測ボードは、さまざまなセンサーを接続して土壌水分や土壌温度、日射量、室温度などを計測および表示ができる。プログラムを工夫すれば、土壌や日射条件が生育に適しているかどうかの判定や、土壌や日差し、気温などの条件が悪化した場合にLINEに警告を送ることなどもできる。

リターンには、キット商品が3種類、はんだ済み商品が1種類があり、価格は3600円から(記事公開時点)。詳細は、Kibidangoで確認してほしい。

プロジェクトオーナーは農業向けサービスを提供するfireflake。プロジェクト目標額は5万円だ。fireflakeがブドウ農家より、「植物生育にフィットした方法で水やり(潅水)をしたいと思っても、そういった潅水が出来る装置はあっても十数万(円)からで、高ければ数十万~百万オーバーと高額なため、手が出しづらい」という悩みを聞いたことがきっかけで開発が始まったとのことだ。

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