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スペクトラム・テクノロジーがRaspberry Pi 5とMediaPipeを使った「居眠り運転防止キット」を販売

スペクトラム・テクノロジーは2024年5月17日、Raspberry Pi 5とMedia Pipeを使った「居眠り運転防止キット」の販売を開始したと発表した。ドライバーのまばたきやあくび、顔が下を向いた状態などを高速で検知して警告するほか、運行管理開発キットと連携してドライバーの運行管理もできる。

MediaPipeは、Googleが開発した機械学習と画像/動画処理の機能を搭載したオープンソースのライブラリーだ。Raspberry Pi 5と組み合わせることで、GPUなしで高速処理が可能となる。

同キットは、運転席の前に設置したカメラでドライバーの顔を撮影し、MediaPipeが表情の変化を認識する。まばたきやあくび、顔が下を向いた状態などを10fpsの高速で検知し、居眠りや脇見をしていると判断すると警告音で知らせる。2時間の録画とログの取得が可能で、ログのデータから分析ツールで、ドライバーの運転状況や傾向を把握できる。

キットにWebカメラとBluetoothスピーカーを接続し、スマートフォンでテザリングして使用する。

また、同社が販売している「運行管理開発キット」と連携すれば、遠隔操作でリアルタイムに居眠り警報を把握できるほか、居眠りが発生しやすい危険個所などを全ドライバーで共有することも可能になる。

居眠り防止キットは本体一式で3万3000円(税込み)、注文から約1週間で手元に届く。

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